今回のとうもろこしをお預かりして、まず目指した味は、自然栽培だからこそ感じられる野菜本来の魅力をBOIL IN BAG（レトルトパッケージ）に詰め込むこと。
旅する八百屋から預かった食材をバッグに詰め込んで、日本中を旅させる。食材を預かった帰路の車中でこんなことを考えていたら、なんだかワクワクして、すぐに試作に取り組みました。
まず、そのままで食べて見るとみずみずしさと優しい甘さを感じる味わい。そして皮の感じが嫌じゃない。
山梨県甲州市のきみひめは甘口カレーにしましたが、ストレートにこのとうもろこしの味わいを感じてもらいたくて、ポタージュにすることに決めました。

私たちも、このとうもろこしを紹介してもらうまで知らなかった常呂町。北海道の北東の海沿いに位置する町で、みなさんの聞き馴染みのある地名だとサロマ湖の近くになります。ホタテ漁など海の幸にも恵まれた食材の宝庫。最近代替わりを中西農園さんの魅力について、ミコト屋さんに伺いました。

「雄大な斜面に広がるとうもろこしたち。ため息が出るほど美しい風景を目の当たりにして、あの澄み切った深い味わいの野菜たちはこんなところで育っているのかと、なんだか腑に落ちる想いでした。
中西さんの熱心な勉強ぶりにも感心させられました。壁一面に貼られた、昔の農事暦や天体図、月齢カレンダーなど宇宙のリズムも意識して栽培に活かしていました。
中西さんは先代に似て、目尻のシワが語るほど笑顔の絶えない人。誰にでも分け隔てなく笑顔で接してくれます。」
八百屋 青果ミコト屋

自然のペースを大事に、育てられたとうもろこしは、生のまま食べても美味しい！しかし、加熱するとさらにまた違う表情を見せてくれます。
茹でたままいただくよりもさらに、凝縮された旨味と甘味を感じていただけます。
本当にとうもろこしだけで調理したから疑われるくらい、強い甘味を感じる仕上がり。強い甘味ですが、優しくて決してスイーツではなく、食事としてもお召し上がりいただける味わいに仕上がっています。
ミコト屋さんでは、中西農園のとうもろこしを販売されているので、ぜひ機会があれば、とうもろこしそのものと、BOIL IN BAG JOURNEYのポタージュを飲み比べてみてはいかがでしょうか？