「伊彌彦ちゃまめ」のポタージュ

日本を旅する食袋 定期便 7月 - BOIL IN BAG JOURNEY -新潟県 弥彦村
旨味をぎゅっと凝縮した
「伊彌彦ちゃまめ」のポタージュ

内容量:1食分180g×2袋

新潟県 弥彦村

新潟県の中央、日本海寄りに位置する「弥彦村」。

人口7400人余りの小さな村でありながら、越後に稲作や酒造の技術を伝えたといわれる天香山命を祀る彌彦神社、温泉街・弥彦温泉を有し、年間の来訪者数は約260万人を誇る新潟県でも屈指の観光エリアです。

村のシンボルである「弥彦山」と一面に広がる田園風景の美しさが、多くの人たちを魅了します。

新潟県 弥彦村 彌彦神社

弥彦村の1年は彌彦神社の初詣に始まり、春・夏・秋と四季折々に祭り・文化で彩られますが、特に「日本三大燈籠まつり」の一つである7月の「弥彦燈籠まつり」は盛り上がりを見せます。1,000 年近い歴史を持ち、国の重要無形民俗文化財に指定されています。

菊まつり

秋の行楽シーズンには全国最大規模の「菊まつり」が開催され、「弥彦公園のもみじ谷」は国内はもとより海外からも来訪者が訪れる新潟県屈指の紅葉スポットとなっています。

弥彦村は越後の農業発祥の地とされており、豊富で美味しい農産物に恵まれています。今回はその中から今が旬の「伊彌彦ちゃまめ」​​を使ったポタージュをお届けします。

素材の味を堪能できる
旨味が凝縮された「伊彌彦ちゃまめのポタージュ」

伊彌彦ちゃまめのポタージュ

旨味を詰め込んだポイントとしては、”届いてからすぐに蒸し、できる限り調味料を使わずに仕上げる”。
ポタージュにはたくさん枝豆を使う為、通常冷凍枝豆を使われます。しかし、今回は、伊彌彦伊彌彦ちゃまめの魅力であるギリギリのタイミングで収穫したから感じられる旨味をできるかぎり残すために、受け取ってからすぐに手洗いし、蒸します。

枝豆は通常、塩揉みしてから鍋いっぱいの塩水で茹でるイメージですが、蒸すことで水分に枝豆の中の成分が逃げないようにします。
そして、枝豆自体が持つ旨味を感じていただけるように、野菜出汁を若干入れることで、調味料をできる限り控えました。
食感も若干残るようになっています。
暑い夏の日に、冷製でもお召し上がりいただけるポタージュをご堪能下さい。

枝豆

隠れた枝豆の名産地・新潟

あまり知られていないですが、新潟県は国内でもトップクラスの作付け面積を持つ枝豆の名産地です。
しかし、そのほとんどが生産者の家庭や近所へのおすそ分けで消費され、市場に多く出回っていない現状があります。
今回はそんな中から、弥彦村で大切に育てられた「伊彌彦ちゃまめ」を取り寄せ、メニュー化しました。

弥彦村の枝豆は、50年以上かけて地域の自然に合わせた栽培方法を試行錯誤して育てられています。

一番の特徴、他の枝豆との違いは収穫のルール。
気温の低い朝露のある時間に収穫する為、すべて朝採りとなっており、ブランドの取り決めで朝6時までに収穫する事となっております。
また、完熟一歩手前で収穫することで、完熟して豆が固くなったり、甘味が抜けることを避け、最適なやわらかさと甘味を保ちます。

収穫のタイミングを見誤ると、未熟なハネ豆(出荷できないもの)が増えてしまいますが、「伊彌彦ちゃまめ」は収穫予定日の約5日前から収穫日を見極めて朝採りをするため、これを軽減しています。

規格外品を活用した”食のアップサイクル”

そんな中でも、所謂「規格外品」は出てきます。

収穫後は専用の機械でサイズ選別や色彩選別を行っていきますが、この中で身が入っていなかったり、虫被害を受けている「C品」と呼ばれるものや、莢(さや)に擦れ・傷がついた「B品」(味には遜色はない)が出てきます。
「B品」は豆自体の品質が保たれているものとなりますが、廃棄されてしまうものも多い実情がある中、今回は“食のアップサイクル”の観点でこの「B品」を取り寄せて商品に活かしています。

枝豆と茶豆の違いとは?

枝豆の品種の一つとして「茶豆」が存在します。名前の由来は「豆が茶色い薄皮に包まれているから」「サヤに茶色い毛が生えているから」など諸説ありますが、味は枝豆に比べて甘さが強く、ホクホクとした食感や香りを楽しめるのが特徴です。

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